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良かったDVD & 本

お医者さんに「悪化しています。骨がくっつかなかったら手術です」と言われ、ビクビクおとなしーくすごした先週一週間。長かった!
その甲斐あって、その後は順調に快復しています。ホッ。
顔の内出血は、あとちょっと。だいぶうすくなりました。


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ほぼ毎日家にいて、仕事もあまりないので、読書とテレビとDVDの日々です。
見た、読んだ中から、良かったものをいくつか。


「ぼくの大切なともだち」パトリス・ルコント監督。2006年フランス。
友達のいない美術商のフランソワ。
仕事仲間にも「君の葬式には、誰も来ないよ」と言われてしまう。
たまたま出会った、感じのいいタクシー運転手のブリュノに、
友達の作り方を教えてくれと頼みます。
クスクス笑えて、ラストは感動!
ブリュノの笑顔が素敵〜*


「ザ・マジックアワー」三谷幸喜監督。
映画館でも見たので、2度目。
細部まで、練りに練られたおもしろさ。三谷監督の映画の中では、一番好き。
佐藤浩市の3枚目がうまいっ。


「ひとがた流し」北村薫・著
十代からの女友達3人も、今は四十代。
過酷な試練が待ち受けているのですが、その中で、友情や家族愛がていねいに描かれています。
悲しくも暖かく、涙、涙でありました。
…それにしても、円紫さんと私シリーズ、早く続きを書いて!


「山口瞳『男性自身』傑作選」中年篇/熟年篇
ご存知直木賞作家で、「トリスを飲んでハワイへ行こう」のコピーの生みの親。
1926(大正15年)生まれの著者が、1964年から31年にわたり、
週刊誌で連載したエッセイの傑作選。
独断と偏見に満ちた、優しく不器用な昭和の頑固親父。
笑えて、せつない、山口氏の毎日。


「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」高山なおみ・著
現代の女性で一番好きなエッセイストは、料理家の高山なおみさん。
感性の豊かさ、深さが、料理にも文章にもにじみ出ている。
その高山さんが、今の高山なおみになる前、若き頃のエッセイ集。

友達の部屋から高層ビル群を眺める場面があり、
ふと以前一度訪れた知人の部屋からの眺めを思い出した。
そしたら「イラストレーターの彼女」とあり、なんとまさに、同じ部屋だった!
(その人と高山さんがお友達なのは知ってたので)
私もあの部屋に行った時、あまりに都会な眺めに驚いたものです。
光るビルを見上げるほどなのですよ。
時間を超えて、高山さんの目に、自分の目が重なりました。
by namima54 | 2009-06-05 08:28