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「THIS IS IT」

マイケル・ジャクソンに対しては、とくに興味はなく、
イメージといえば「コンプレックスが強く、整形しすぎちゃった人」。
それと、「才能がありすぎて孤独な人」。
(幼児虐待はあまり信じてない)

そんなマイケルの映画「THIS IS IT」。
何人もの友人知人が、blogで、あるいは直接、絶賛していた。
2度3度と行く人もいる。
ファンじゃなかった人まで、観て良かった!と言うので、
私も気になって、映画館へ行ってきました。


マイケルは、「愛に満ちあふれた人」でした。

細部にこだわり、綿密なリハーサルを重ねるマイケル。
スタッフに指示を出す時も、常に敬意を忘れない。
「怒ってるんじゃない。これは愛なんだ」

ダンサーやスタッフも、尊敬するマイケルと同じステージに立てる事が、
嬉しくてたまらない。それは、ずっと昔からの夢だったのだから。

リハーサルとは思えないほど完成度の高いステージが続きます。

マイケルを中心に、ひとつのステージを作り上げていく、一体感。
そして、マイケルの、地球や人々に対する、大きな愛。

そして、ステージは完成し、みんなで輪になって喜び合うのだけれど・・・
私達は知っている。
このステージが、永遠に本番を迎える事はないという事実を。


マイケルは、全然「孤独」なんかじゃなかった。
「孤高」だったかもしれないけど、
ステージでは、あんなに信頼しあえる仲間がいた。

本気でものをつくりあげること。
仲間や、すべてに愛情を持つこと。
遅すぎたけど、それでも、マイケルの「本当」を知れて良かった。
by namima54 | 2009-11-20 09:39