イラストレーター河合美波/namimaの、こんな日々。  *このブログに掲載されている写真・イラストを無断で使用することを禁じます。


by namima54
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鋳物の酉の原型のデザインをしました

この夏、鋳物(いもの)で作る干支の置物の「原型」を作るお仕事をしました。
初めての立体仕事!

鋳物とは、金属を溶かして型に流し込んで出来たもの。鉄瓶や鍋、レールや橋や車の部品など、いろいろなところで使われています。
埼玉県川口市は昔から鋳物産業がさかんだそうで、川口鋳物と呼ばれています。
その川口にある大西鋳工所さんのご依頼、ナミキデザインさんの監修で、声をかけていただきました。

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原型デザイン・制作/河合美波
鋳物制作/大西鋳工所
*完成した鋳物にまず金を塗り、上から白を塗り、磨いて下の金色部分を出しています。

作るのは来年の干支、ニワトリ。
磨いたり削ったりしやすい、石塑粘土で作る事にしました。
私が作ったものから型を取り、そこに金属を流し込んで酉をたくさん作り出していくのです。
まずはニワトリのデザインを考えます。何社か競合で売り出すそうなので、他社はオーソドックスなデザインで来ると予想し、私は若い人も好みそうなモダンなかたちでいく事にしました。羽を葉っぱにし、自然との融合をイメージ。お正月に関係なく飾ってもらえるものを目指します。

ナミキさんにレクチャーを受け、芯を作って粘土を盛りつけて、いくつか練習を兼ねて試作。
かたちができたら、彫刻刀で模様を削りだしていきます。楽しい〜!
そして最後に、ヤスリでツルツルに磨くのですが、これが大変だった…。
これはアート作品ではなく、大量生産のための原型なので、デコボコやゆがみやこまかい傷について、監修ナミキさんの厳しいチェックを受けました。磨くだけでまる一日くらいかかってます。が、その甲斐あって、粘土とは思えないほどツルツルなニワトリができました!手作業でここまでできるのか〜。

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これを大西鋳工所さんに納品し、そこから型を取って鋳物の酉を作り、まず金色を塗ってその上から白の塗料をかけ、磨くと一部に下の金色が出ます。そこで思ったように金色部分が出なかったりで一部やり直しもありましたが、なんとか完成!それが、一番上の画像になります。

ご注文はこちら☆へどうぞ。(こちらに出てる画像は試作品なので、目がちょっとこわいです。上の画像を参考にして下さい)

赤い台に置かなければ、お正月や酉年を問わず、いつでも飾っておけるデザインです。
一家に一羽、もしくはお年賀用に、よろしければ是非〜。

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鋳物って、自分で作れるものではないので、自分の作品が鋳物になったのはとても貴重で嬉しい体験でした。
そしてこのあと、大西さんの工場で、制作の様子を見学させてもらいましたよ〜。その話はまた後日!

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by namima54 | 2016-12-14 11:08 | 仕事/オリジナル