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ルート・ブリュック展

先日、東京ステーションギャラリーに「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展を見に行ってきました。
ルート・ブリュック(1916-1999)は、フィンランドのアラビア社の専属セラミックアーティストで、たくさんの作品を残しています。
GWには青山のTOBICHIでも、4点のみ展示されていました。

ステーションギャラリーでの展示は、主に3Fが前期、2Fが後期。開催当初は全て撮影可だったそうですが、今は3Fのみ可です。


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入口すぐの、タイルのインスタレーション。今回並べたのはルートさんの長女だそう。


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初期の陶板など。石膏で型を作り、陶にうつしたもの。線が浮き上がり、その中に釉薬を入れています。
なので、同じ型で色違いのものもあったりします。


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メインビジュアルにもなった、「ライオンに化けたロバ」の、顔部分。たてがみの宝石のようなモザイクが美しい。


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こんな作品も。いくつかの家をかたどった作品も良かった。



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小さなかわいいフクロウ。会場で探してみて下さい。

そして2Fへ。今回のタイトルになっている、蝶のレリーフが並びます。
その後、こまかいタイルを並べた抽象画の時代に入っていきます。
そして、晩年になるほど、色が少なくなり、ピースの凹凸の影で表現されています。

いやー、すばらしかった。近年のベスト展示のひとつです。
こちら(箱庭)にたくさん画像が載っていました。
会場を出たところで流れている、ドキュメンタリーの映像も良かった。50分くらいあります。
東京ステーションギャラリー 6/16まで。


ステーションギャラリー、実は始めて来ました。
古いレンガの壁などが残っていて、魅力的なギャラリー、というか美術館ですね。


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東京駅の丸の内口を見下ろせます。



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布張りの立派な図録と、作品集を買いました。


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by namima54 | 2019-05-21 20:43 | 展覧会