2007年 03月 22日
再生
ここ数年かかわっていた案件の書類を、きちんと整理して押し入れにしまいこんだ日の夜、こんな夢を見た。
地下鉄の通路を歩いていると、地上からごおっと強風が吹き込み、次の瞬間、大量の水が流れこんで来た。
あっというまに飲み込まれ、流されていく。
ああもうこれは助からないな、確実に死ぬな…。
終わりってある日突然やって来るんだな。
心残りもあるけれど、仕方ないな…。
私は、静かに覚悟を決め、そっと手を合わせ、水の中をくるくるまわりながらすごいいきおいで流されていく。
そこで目が覚めた。
あれ。助かった?
絶対助からないって思ったのに。そうか、夢だったんだ…。
不思議と恐怖心はなく、静かな心持ちだった。
これまでにも、死にそうになる夢とか、死ぬ夢は何度か見た事はあるけれど、
もっと現実離れした、いかにも夢らしい内容ばかりだった。
高いところから落ちても、なんとか着地したり、
ありえない方法で助かろうとしたり、
夢だと自覚して、目を覚まそうとしたり(これは子供の頃。自分の意思で起きれた)。
今回のように、リアルに死を受け止め、受け入れる夢は珍しい。
夢判断だと、死は再生を意味するらしい。
寝なおして、翌朝目が覚めた時は、生まれかわったような、すがすがしい気分だった。
なんと言っても、死ぬ覚悟までしたのだから。
by namima54
| 2007-03-22 17:24